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2013年11月7日木曜日

Taro Yamamoto's first questioning at Diet 山本太郎さんの初国会質疑日本語全セリフ(セリフの要約の英訳付き)

付記
Added in November 2015

私は日本の政治家は誰も信用していません。汚染地帯から子供たちを避難させようと努力している人が誰もいないからです。また時期が過ぎると反原発の声も小さくなっているような。。。話題にも出てきません。

I have no faith in any Japanese politicians since there is nobody who tries to evacuate kids from Fukushima and other contaminated areas.

よい発言をしてくださっていた山本議員も、2013年から甲状腺がんの原因を被曝であるかどうかを特定できる7q11遺伝子検査を実施するよう働きかけてほしいと言う手紙を何度となく書いたのですが、なぜかお返事はなぜか来ませんでした。


7q11遺伝子検査については以下http://savekidsjapan.blogspot.jp/2013/09/a-fukushima-teenager-found-to-have-lung.html
(被曝の原因の時は患者の甲状腺がんの組織の4割に変異が見られ、被曝の原因以外の時は全く見られないことから甲状腺がんが被曝によるものかどうかがわかる)

私がエートス(汚染地帯に暮らし続けることを奨励している団体)から刑事告訴を受けた時もツイッターのRTくらいはしていただきましたが、それ以上はありませんでした。事故直後は、汚染地帯の人々に避難を呼びかけていた氏。

エートス刑事告訴以前は、Twitterで有名になり多くの嫌がらせを受ける私に、彼のほうから「真理さんですね!たくさんの嫌がらせを受けていて大丈夫ですか?」と話しかけてきてくださったこともあったのに。。。残念です。。

福島の子供のがんやさらには肺への転移までが発生しだしてから、呼びかけをされていないことに違和感を少し感じています。

I have repeatedly contacted the following politician, Mr. Yamamoto regarding the urgent need to conduct 7q11 gene test for identifying the thyroid cancer cause (40 % of thyroid cancer tissue can have altered 7q11 in case of radiation exposure while there is no case of such if the cancer is caused by some reason other than radiation), but there have been no reply since over 2 years ago. 

http://savekidsjapan.blogspot.jp/2013/09/a-fukushima-teenager-found-to-have-lung.html


<記念版・初質疑>「被ばくによる健康被害・食品の安全基準・収束作業員の労働環境・特定秘密保護法」山本太郎議員 参議員内閣委員会11/5(すべて文字起こし)

PS.  I do not know whether Taro Yamamoto still talks about Fukushima children, though...haven't had any contact since the criminal accusation...(June, 2020)

2020年6月付記:山本太郎さんが今も福島の子供たちの健康被害の問題を話してくださっているのかどうかはわかりません。刑事告訴以来、連絡取れず。。

Taro Yamamoto's first questions at the Diet on Nov 5th
Health hazards by radiation, food safety standard, labor conditions of nuclear workers, specified secrecy law 
I put English summerized translation on the following blog.

http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-3384.html


素晴らしい質疑です。山本太郎さん、どうもありがとう!!!

Thank you very much, MP Taro Yamamoto!  These are all splended.

ひとつだけ欲を言えば、私は「すでに起こっている健康被害」をもっと遠慮なく、強く言ってもよいと思いました。

If I may add one more thing, I wanted you to speak on already on-going health hazards even more strongly.



ベトナム原発輸出の黒塗りの資料を出したのは傑作でした!

(社民党元党首の福島みずほも辺野古の基地移転には反対したけれど、ベトナム原発輸出はニュースにもならずに容認していたし、原発輸出は前からトップシークレットで秘密だらけなのでしょう)

It was splended that you showed the Japanese government material, most of which is covered with black ink!

(Probably, there IS a lot of secrecy on Vietnam nuclear export, since the former LDP leader Mizuho Fukushima even secretly admitted the export though she was vocally against the US base relocation to Henoko, Okinawa. Secret of secret even before the passing of secrecy law...)




山本太郎氏、参議員内閣委員会にて初質疑
2013年11月5日





議長:山本太郎君

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山本太郎議員:
よろしくお願いいたします。
政権要件は満たしておりませんが、新党「今はひとり」山本太郎と申します、よろしくお願いいたします。
国会議員になって初めての質問です。
お手柔らかによろしくお願いいたします。
今日は私が一番急がなければならない、緊急の課題だと思う
福島の東電原発事故による子どもたちの被ばく、そして健康の問題、食品の安全基準、
東電原発事故収束に取り組まれている作業員の方々の
最悪の労働環境についてご質問させていただきたいと思います。
Taro Yamamoto: I would like to question regarding children's radiation exposure and their health problems, food safety standard, horrible labor condition of nuclear workers etc.

まずは菅官房長官よろしくお願いいたします。

9月7日ブエノスアイレス東京オリンピックの招致プレゼンで、
安倍総理はIPC委員の質問に答えてこうおっしゃいましたよね。

「我が国の食品や水の安全基準は世界で最も厳しい基準であります。
食品や水からの被ばく量は日本のどの地域においてもこの基準の100分の1であります。
つまり、健康問題については、今までも、現在も、そして将来も、
全く問題がないという事をお約束いたします」
このように発言されました。
菅官房長官、安倍総理のこの発言の事実確認をしていただけますか?
First to the Chief Cabinet Secretary, would you please confirm Prime Minster Abe's following statement at the IOC meeting on Sep 7th.
"Our food and water safety standard is the toughest one in the world.  In any part of Japan, Japanese standard is one 100th of the global standard.  In another word, I guaranteee that there have been and will never be any health problems."

2013110612.jpg



菅内閣官房長官:えー、そのように発言したことは事実であります。
Chief Cabinet Secretary: Well, the statement by the Prime Minister is true.

放射線被ばくによる健康被害
Health problem from radiation exposure


山本太郎議員:
わたくし、この安倍総理の発言というのは重大な事実誤認があるんじゃないかなと思うんですね。
あるいは大きな間違いなんでは、と思ってしまうんです。

今年8月20日に発表された福島県の県民健康管理調査検討委員会の資料で、
事故当時18歳以下を対象にした、平成23年度、24年度第一次検査受診者
合計17万6882人のうちの43人もが、
甲状腺がん、あるいは甲状腺がんの疑いのある子どもたちがいました。
これは、4113.5人に一人の割合だそうです。

この調査の責任者である、福島県立医科大学の鈴木眞一教授は、
18歳未満の小児甲状腺がんの発生率は、100万人に一人か二人と言われていたそうですけれども、
という事はですよ、この段階でもうすでに100倍に達しているという事ですよね。
100倍以上の発生率ということになってしまっている。

これは東電原発事故の放射線被ばくによる健康被害なんじゃないでしょうか?

政府の見解はいかがでしょうか?
Taro Yamamoto: I think Prime Minister Abe has made a tremendous misunderstanding on the recognition of some facts.
On Aug 20 this year, Fukushima prefecutre health survey report was released on children's thyroid exam under 18 yrs old.  There were as many as 43 thyroid cancer or suspected cases among 176,882 children, which is one out of 4113.
Fukushima Medical Univ. Prof. Shinichi Suzuki, the person responsible for this survey once said that there is only one or two thyroid cancer children out of one million.  Then this means, the incident rate has become more than 100 times.
Isn't this the result of radiation exposure by TEPCO nuclear accident?
Please give me the govenment findings.

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Environment and Health Director, Tsukahara from Ministry of Environment
環境省 塚原(ツカハラ)環境保健部長:
Let me answer to your question. 
Well..........as for the health survey, there were 18 patients who were diagnosed as thyroid cancer and 25 were suspected to have cancer.
Before the accident, among children who went to the doctors with some sort of symptoms and diagnosed as thyroid cancer was one among 100,000.
9 were diagnosed as thyroid cancer among 41000 children.
As for this rate, we have never done any highly accurate survey on children without any symptom using state of the art inspection machine by skilled doctors or technician.
Accordingly, our understanding,
"It is highly probably that early stage small cancer has been confirmed at a higher incidence rate than the one which has been known."
The interpretation by international organizations is the same as well.

The prefectural survey committee also understands that the result is hard to be attributed to the nuclear accident.

Ministry of Environment is going to continue to pay attention and give necessary support on this health survey.
お答えします。
こ…え…、本年8月20日に開催されました、第12回福島県県民健康管理調査検討委員会に置きまして、
がんと診断された方が累計で18名。
がんの疑いと診断された方が25名との報告がございました。
え…、何らかの症状を訴え医療機関を受診し、甲状腺がんと診断される子どもの1年間の割合は、
これまで10万人オーダーに1人程度ということとされております。
え、2次検査がおおむね終了いたしております
平成23年度におけるお子さん方の甲状腺の癌の検査結果で、
これまでに約4万1000人の受診者のうち甲状腺がんの方が9名と診断されております。

「この割合の違いについて」という事でのご質問でございますけれども、
その理由については、今回のように高い精度の検査を無症状の子どもに実施した例が他にございません。
このように最新の機器を用いまして、無症状の段階で
熟練した医師あるいは技師により丁寧な検査が行われていることから、
「早期の小さながんが、これまで知られている発生率以上の割合で確認された可能性が高い」
というように承知をしており、国際的な見解も同様であります。

福島県県民健康管理調査検討委員会の見解によれば、
「原発事故によるものとは考えにくい」とされているところでありますが、
環境省といたしましても調査の実施状況及び見解について引き続き注目し、
必要な支援を行ってまいりたいと思っております。



山本太郎議員:
なるほど。
症状が出た人が今まで受診していた。
その数が圧倒的に少なかったから、
いま広く検査した場合に、そのように沢山の人達に見つかってしまう、
って言う事を今おっしゃられたんですね。
なるほど、わかりました。

続いての質問をさせていただきます。
先日わたしは放射線防護に関する質問主意書を提出いたしました。
10月29日、内閣から答弁書が送付されてきました。
その中で、ホールボディカウンター、これによる内部被ばく調査ではセシウムしか検査できない。
なぜその他の核種を検査しないか?


そのような私の質問に対して政府答弁書では、
セシウム以外の核種であるトリチウム、ストロンチウムなど検査できないものもあり、
それらは尿など生体試料を用いた検査が必要になる
」と書いてありました。

要は生体試料検査の必要性を認めたということであると思います。

Taro Yamamoto: Let me move on to the next question.

On Oct 29th, I gave question to the Cabinet why other radionuclides apart from Cs has not been inpected, and the Cabinet answer was, in order to conduct such test, bioassay using such as urine will be necessary. 

「放射線被曝防護」山本太郎参議院議員の質問主意書と答弁書 <1>


チェルノブイリ事故では、甲状腺がん・白血病だけではなく、さまざまな疾患、健康被害が報告されています。
「子どもたちは病気の花束を抱いて生まれてくる」とまで言われているんですよね。

わたくしは、福島県だけではなく東日本全域、できれば日本全国で。
そして子どもたちだけではなく大人までも、
全ての人々の血液検査・尿検査などを、政府の責任で行うべきだと思います。
政府の見解、いかがでしょうか?

In Chernobyl, children are reported to have had various diseases and health hazards apart from thyroid cancer and leukemia.

I strongly believe that not only children but also adults not only in Fukushima, but also East Japan and Japan as a whole, the government should conduct blood and urine tests.

What is the govenment's opinion on this idea?


塚原環境保健部長:
お答えします。
健康調査の内容をどのように行うかと検討することにいたしましては、
医学の専門家のご意見を十分に拝聴して企画をすることが重要だと考えております。
福島県が実施をしております民健康管理調査の項目は、
地元の医師や専門家による検討委員会において、チェルノブイリ事故における知見等を踏まえ、
健康管理の在り方について議論が行われた結果、決定された
ものと承知をしております。

Environment and Health Director Mr. Tsukahara, Ministry of Environment:

Items to be inspected for the Fukushima health survey was determined based on the findings after Chernobyl accident by the committee meetings of local doctors and experts.

また、福島県外の隣県におけましては、各県が有識者会議を開催し、
科学的には特段の健康管理の必要はない」と言う結論が出ている
ものと承知をしております。

As for the neighboring prefectures, experts' meetings were held to reach the conclusion, "No particular health management is needed scientifically."

また、WHOや国連科学委員会におきましても、
「がんなどの健康影響の増加が認められる見込みはない」あるいは
「可能性は低い」というような評価をされている
ことも承知をしております。

In addition, both WHO and UNSCEAR has released their evaluation, "There is no prospective that increase of health hazards such as cancer is to be recognized," or "the possibility of such case is low."

従いまして当面は福島県県民健康管理調査で現在実施されているものを
着実に実施していくことが重要であると言うふうに考えております。

Accordingly, I believe that it is important to carry out the items in the current health survey in Fukushima.


山本太郎議員:
先ほどお聞きしたのは、甲状腺がん、そして甲状腺がんの疑いがある人達に対して、
どうしてこれだけ多くの人達が甲状腺がん、そして疑いが出たのか?という質問をした時にですね、
これは発症して、なんか調子が悪いなと思って病院に言った人達が、
いままではそういう症状があって訴えたから数が少なかったんだと。
「それを広く調査したら沢山の人達が該当するっていう事が分かったんだよ」
という事を先ほど言われていましたけれども、
でもこれ、福島県だけじゃなくて、もちろん関東でも東北でも、日本全土でやれば
「それが本当かどうか」ということがはっきりするんですもんね。
そのような広い調査をしなければ、今行われていることが本当に正しいのか?
そして先程の甲状腺がんそして疑いがあると言われている人たちがどれぐらいいるのか?
本当の正解を見つけるためにはやっぱり幅広くしていかなければいけないんだなという事がよく分かりました。

Taro Yamamoto: When I asked you the reason why so many thyroid cancer and suspected cases were observed, your answer was that more people were found to have cancer through wider scope of survey.

Then, why don't you conduct such survey not only in Fukushima, but also in Kanto, Tohoku, and nationwide?  It is my understanding that it is necessary to conduct survey with a wider scope to find the true answer.

すみません、続いて質問にいかせていただきます。
不慣れなもんで申し訳ありません。

安倍総理。9月7日のオリンピックプレゼンでおっしゃいましたよね。
「健康問題については、今までも現在もそして将来も全く問題はない。という事をお約束いたします」
さらに「、完全に問題の無いようにするために、抜本解決に向けたプログラムを私が責任を持って決定しすでに着手しております。実行していく、そのことをはっきりとお約束申しあげたいと思います」このように明言されました。
菅官房長官、この安倍総理のお約束、政府として責任を持って実行されますか?

Let me move on to the next question.

Prime Minister Abe said in the IOC presentation on September 7th, "As for health issue, there have been no and will never be any problem."

Furthermore, he stated, "To make sure to avoid any problem, I have specified and started a program for comprehensive solutions.  I would like to make a committment here that I will carry this out."

Chief Cabinet Secretary, is the government going to carry out the committment made by Prime Minister Abe?

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菅官房長官:
えー、総理の約束は政府の約束でありますから、
そこはもちろん、しっかりと責任を持って対応するのは当然のことです

Chief Cabinet Secretary:

Well, the committment by Prime Minister is the committment by our government, so we will carry out with our own responsibility.

食品の安全基準

Food Safety Standard


山本太郎議員:
次にですね、食品の安全基準について質問させていただきたいんですけれども、
現在の日本の食品中の放射線の基準値というものがありますよね。
これは国際規格であるコーデックス委員会の指標に基づいていると。
食品による内部被ばく、年間1ミリシーベルトを超えないように、
放射性セシウム基準で1kgあたり
一般食品100ベクレル、乳幼児食品で50ベクレル、
牛乳50ベクレル、飲料水10ベクレルという事なんですけれども、
私、この基準値ですね、もっともっと引き下げてもいいんじゃないかと。
もっともっと引き下げるべきじゃないかと思うんですよね。

Taro Yamamoto: As for the food safety standard in Japan, I heard it is based on index of CODEX committee, the internatinoal standard.  In order not to excess 1mSv/yr from food annually, 100Bq/kg for general foods, 50Bq/kg for baby foods and milk, and 10Bq/kg for drinking water.

I think this standard should be lowered much much more.


安倍総理がオリンピックのプレゼンでおっしゃっていましたよね。
食品や水からの被ばく量は日本のどの地域においてもこの基準の100分の1であります
このように断言されていました。

Prime Minister Abe said in the IOC presentation, "radiation exposure from food and water is below one in 100th of the standard level in any part of Japan."

食品安全担当の森大臣にお伺いいたします。
安倍総理が断言するように、
現在の基準の100分の1を目指して、基準値を大きく引き下げるべきだと思います。
現在かなりの数の国が我が国の食品を輸入禁止にしています。
これらを解除してもらうためにも、基準値の大幅な引き下げは有効だと思うんですけれども、
森大臣、いかがでしょうか?

I would like to ask Minister Mori in charge of food safety.
As Prime Minister had said, I believe the standard figures should be lowered aiming at the one 100th level of the current figures.

As of now, a number of countries ban the food import from Japan.
In order to lift such ban, I think lowering the figures for the food standard would be an efficient countermeasures. 

What do you think, Mr. Mori?


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森国務大臣:
食品の基準値につきましては厚生労働大臣が担当でございますけれども、
ご質問でございますので、食品の安全について申し上げますと、
食品の安全については国民の健康を保護が最も重要であるとの認識の下、
化学的な知見に基づき必要な処置が講じられなければいけないと思っております。
そこで食品安全委員会では、食品に含まれる放射性物質について科学的知見に基づき、
客観的かつ中立公正に調査・審議を行いまして、

平成23年10月に食品中に含まれる放射性物質の食品健康影響評価を取りまとめ、
厚生労働省に答申したところでございます。

Minister Mori:
As for the food standard, Health, Welfare, and Labor Minister is in charge, but I am answering to your question.  Food safety issue should be addressed based on scientific knowledge, therefore, the Food Safety Committee conducted objective, fair and neutral survey and deliberation to come to the evaluation released in Oct 2011 to HWLM.

山本太郎議員:
環境放射線データベースというものがございまして、
事故前の数値を調べてみると、全国的におおむね
1kgあたり0.1ベクレル以下というのが基準だったんですよね。
今ぼくたちが与えられているのが、1kgあたり100ベクレル。
という事は今の安全基準というのは、事故前に食べていたものの数値の1000倍に当たる。
そのような今の間隔なんですよね。

Taro Yamamoto: There is a database on environmental radiation and when I checked the figures before the accident, most of the food was under 0.1Bq/kg nationwide.
Now the standard is 100Bq/kg, which means 1000 times more than the food before.
That is the reality.

この事についてですね、何よりも大急ぎで、
子どもたちの給食に使われる食材、
限りなく事故前の数字に近づける努力っていうのを、ぜひお願いしていただきたいんです。
一刻も早く。

As for this situation, we need to hurry up making efforts to make the standard for school lunch back to the figures before the accident as soon as possible.

この1kgあたり100ベクレルを食べ続けて、一体どのような人体に影響があるか?というようなものは、これは医学的には証明されている訳ではないですよね?
そのような中で、この安全基準を保ち続けるというのは非常に危険であると。
特に子どもたちは大人と比べて放射線への影響、感受性、
大人と比べて3倍から10倍、それ以上と言われる方々もいらっしゃいます。
今、子どもたちの食材を、特に給食。
この給食というのは拒否できなかったり、という部分もありますので、
是非給食に使う食材は、事故前の数値を意識しながら下げていただきたい。

まず何よりも取りかかって頂きたいというお願いでした。

Isn't it a fact that the effect of eating 100Bq/kg food continuously on human body has never been proven medically?
I think it is very dangerous to keep this standard.
Especially, children are sensitive and vulnerable to radiation exposure 3~10 times or even more compared to adults.
Now we need to care about the food for children, especially school lunch.
Children cannot refuse school lunch sometimes, so I would like to ask for lowering the standard figures for school lunch more than anything else.

そしてですね、続いての質問です。
先日の厚生労働省の説明資料。
「なぜ基準値は放射性セシウムだけなんですか?」っていう問いに関してこういう答えが返ってきました。

Next question.  Here is the material from MHWL.

「放射性セシウム以外の核種は測定に時間がかかる」
厚生労働省からの資料によりますと、
セシウム以外の核種はほとんどストロンチウム90だということらしいです。
このストロンチウム90の測定について福島大学とJAEA日本原子力研究開発機構などの共同研究で、約15分でストロンチウム90を測定できる分析システムが開発されたと報道発表がありました。9月18日にありました。

このシステムを一刻も早く、早速に活用して、
食品中のストロンチウム90を測定するべきだと思うんですけれども、
厚生労働省、いかがでしょうか?

"It takes time to measure radionuclides other than cesium"
However, there was a press relasase on Sep 18th that a new analysis system to measure Sr90 for 15 minutes, develped by Fukushima University and JAEA.

Isn't it possible to utilize this system and measure Sr90 in food?


2013110616.jpg

厚生労働省 新村(ニイムラ)食品安全部長:
お答えいたします。
食品中の放射性物質に関します検査については、
放射性セシウム・ストロンチウム90・ルテニウム106
およびプルトニウムを考慮に入れて設定した基準値に従い実施されております。
この基準値は今ご指摘の通りですが、
放射性セシウム以外の核種からの線量も含め食品を摂取することによる被ばく線量が
年間1ミリシーベルトを超えないように放射性セシウムの濃度を設定したものでございます。
このため放射性セシウムを検査対象とする事で、
ストロンチウム等から受ける線量も含めた管理が可能であります
ので、
食品のモニタリング検査におきましてはストロンチウムの測定は必要ないものと考えております。

Food Safety Director, MHLW, Mr. Niimura
We consider the exposure from Cesium, Srtontium 90, Lutenium 106 and Plutonium and specified the standard.
Our standard has considered exposure from radionuclides other than radiocesium as well, and by measureing radiocesium, we think it is possible to manage the dose from Strontium etc.

Accordingly, we think there is no need to measure Strontium.

なお、ご指摘でございました福島大学を含む合同チームが、
放射性物質の一つであるストロンチウム90の新しい分析法を開発したことについては承知しております。
新しい分析法は短時間で測定出来るため、スクリーニング法としての利用が期待できるものではございますが、
当該試験法は汚染水の測定を目的として開発されたと聞いておりまして、
現在のところ食品検査への利用可能性については確認がなされていないというところでございます。
We know that the new strontium analysis system was developed, but we heard that it was developed for contaminated water and no confirmation was made for using it on food inspection.


山本太郎議員:
ありがとうございます。
出来あがった食品を測定することもすごく大事だとは思うんですけれども、
何よりもこの、もともとのものですよね、
食べ物が出来あがる土地、土壌。
そこの部分において広範囲にわたって、本当に事細かに沢山の核種を調べていく
という事が、
安全安心につながるのではないかなと思います。
いま風評被害と言われているものは、
ほぼ実害に近い形なのではないか
なという、個人的な意見を持ってしまうんですね、ほんとうに。
これが細かく調べられていけば、本当に「安全なんだな」ということにもつながりますし、
そして海外に対して日本の食材というものも、どんどん出していけることになると思うんですよね。
すみません、話が長くなりました。

Taro Yamamoto:
I also think that not only food but also soil need to be inspected for various radionuclides in wider range of areas.

I think so called, harmful reputation is not the fact, but actually harmful effects do exist.
If we can conduct inspection more thoroughly, we can really feel that it is safe and we could export Japanese food to overseas.

原発事故収束作業員の労働環境
Labor condition of nuclear workers

そしてですね、次に東電原発事故収束作業員の方々の労働環境について質問いたします。
本当に事故収束作業員の方々は最悪な労働環境の中、命を削りながら、本当に命を張って
我々が今日ここでこうやって話せるのも、そしていままでどおりの生活が送れているように思えるような世界がつくられているのもいま収束作業員の方々がそのように命を削られて頑張って下さるからだと、本当に、心からそう思います。

Now I would like to ask questions on labor condition of nuclear workers at TEPCO.
In deed, these workers are making tremendous effort with their lives at stake under horrible working conditions.  Thanks to their efforts, we can now talk like this and lead a normal lives. 

けれどもですね、この収束作業員の方々、
労働環境が劣悪なだけではなく、賃金を搾取されながら、労働の対価というものも手にすることなく、健康管理、放射線管理というものが杜撰なままにされている実状があるのではないかと、私は思ってしまいます。

However, these people are working under horrible working condition and their payment are reduced by kickbacks. In reality, they are not taken sufficient care in regard to health management and radiation control.

そこでまず、厚生労働省に質問したいと思います。
所管する労働安全衛生法の電離則。
すなわち電離放射線障害防止規則。
福島東電原発事故収束現場で厳格に守られていると断言できますか?


Now I would like to ask questions to MHWL.
There is a rule called, "Ionizing Radiation Detriment Prevention Code."
Is this code strictly observed at the work site of Fukushima Daiichi?

2013110617.jpg

厚生労働省 半田(ハンダ)安全衛生部長:
東電福島第一原発の作業員の皆様につきましては、
ご指摘の通り放射線量の高い環境で作業していただいております。
ま、こういったことで被ばく線量管理、健康管理、非常に万全にしていく必要があると考えております。このためわたくしどもでは、被ばく線量の低減、被ばく線量の迅速な測定評価、
それから健康診断や日常的な健康チェック、こういった、あの、こういった事をですね、
東電および元請け事業者に対しまして、厳しく指導しているところでございます。

Safety and Hygene Director, Mr. Handa, from MHLW

As pointed out, Fukushima Daiichi workers are under high dose environment and thus we acknowledge the need to provide sufficient dose management and health management.
For this, we give strict guidance to TEPCO and principal contractors on reduction of dose, swift evaluation of dose, health dyagnosis and day to day health check.

具体的には1日当たり1ミリシーベルトを超えるような作業につきましては、
「作業届」というものを出していただきまして、
被ばく線量の低減対策などが適切に実施されているかどうかを確認する、という事をやってございます。
合わせまして、継続的にこの発電所に対しましては、立ち入り調査を実施しているところでございます。

Specifically, if the work exceeds more than 1mSv/day, we demand the submission of "Work Sheet" to confirm whether dose reduction effort is carried out or not. 

In addition, we conduct on-site inspection constantly at Fukushima Daiichi.

ま、これらの調査などによりまして、不適切なものが認められれば、
私どももこれを厳しく指導していくと、是正を指導していくという事で取り組んでおるところでございます。

Through these inspection, if there is anything inappropriate, we give them strict guidance and make them conduct corrective measures.

山本太郎議員:
そうなんですよね、
電離則、電離放射線規則では作業員の方々に対して6カ月に1度、特殊健康診断を実施するらしいんですね。たとえば、被ばく歴の有無の調査及びその評価。白血球数及び白血球100分率の検査、赤血球数の検査および血色素の量またはヘマトクリッチ(赤血球容積)の検査。
そして白内障に関する目の検査。皮膚の検査。
これらを実施するという事なんですけれども、
この健康診断というのは在職中のみなんですって。
要は職を離れてしまうと行われないという事なんですよね。


厚生労働省、
職を離れた人についても緊急作業従事者に実施されている甲状腺検査、がん検診なども含めて、
生涯に渡って健康管理に責任を持つべきだと思いませんか?いかがですか?

Taro Yamamoto:
According to the Ionizing Radiation Code, nuclear workers are supposed to have special health check up once every 6 months.  Radiation exposure and its evaluation, leukocytes count and percentage, erythrocyte count, blood pigmentum or hematocrit, eye examination for cataract, skin exam.

But these check up are conducted only while they are at work.  After they leave the work, these check up will not be conducted.

MHLW, don't you think you should be responsible for the life-long health management of the nuclear workers after they leave their work, including thyroid exam, cancer exam etc.


半田安全衛生部長:
ご案内のとおり福島第一原発でこの緊急作業に従事された方々、
こういった方々に関しましてはご案内のとおり、えー、あのー、
ステップ2完了時まではですね、私ども、被ばく線量限度を250ミリシーベルトにまで引き上げてございました。
ということで、この方々に対しましては、専門家の検討会の報告にも踏まえまして指針を定めてございまして、
通常の作業限度でございます、5年で100ミリシーベルトという限度がございますので、
このあたりを対象といたしましてですね、がん検診をやって頂くという事をやっていますし、
えー、あの離職後はこういった方々に対しては国が責任を持ってやっていくという事をやってございます。

ま、これ以外の放射線業務ですね、
通常の放射線業務と全く同じでございますので、

この被ばく限度を超えていない方々につきましては法令に基づきまして
これまで通りの放射線業務と同じ対応でやって頂くのが適当ではないかと考えているところでございます。

Director Handa;
Well...until the completion of Step 2, the dose limit was raised to 250mSv.  As for those who had this amount of dose, we stipulated specific guidance based on the discussion by experts.

And for those who got the maximum dose of 100mSv per 5 years, the government is going to take responsibility such as cancer exam.

As for other workers, based on the Code, we think it is appropriate to carry out our management as it was before.


山本太郎議員:
東電原発事故収束作業者に対する搾取の問題についてお聞きしたいと思います。
以前から原発労働者の下請けの構造に対しては、いろいろと問題になっていたと思います。
事故収束に現場でも、例えば東京電力が元請けに8万円で発注したものが、
何十もの下請けの構造の中で、
末端の作業員の人達は数1千円しか受け取っていないという例があると聞きました。


本当にそのようなことが行われているのか?
先日の説明では今年の4月25日「東京電力の適正な労働条件確保の為の元請け企業の取り組みについて
という調査結果は承知しているが、具体的な金額などは知らない」という事でした。

Taro Yamamoto: Let me ask about the exploitation of nuclear workers.  The multiple layers of contractors has been a problem for a long time.

For example, though 80,000 was paied to the principal contractor, through multiple layers of contractors, the workers themselves receive only several thousand yen.

Is this kind of situation really going on?
The other day, I was told that the survey was conducted to secure the legitimate working condition of  TEPCO and principal contractors' measures, but they did not know the concrete wage amount.

経済産業省、
今後の事故収束や廃炉事業などで必要な作業員、労働者を確保するためにも、
経済産業省が責任を持って適正な労働条件というものを確保するべきだと思うんですけれども、
いかがでしょうか?

I think MITI should take the responsibility of ensuring letigimate working conditions to obtain enough workers for accident containment and decommissioning works in the future.  What do you think?

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資源エネルギー庁 萱谷(カスタニ 粕谷)汚染水特別対策官:
廃炉汚染水問題の対処におきましては、厳しい状況の中
作業員の方々が安全に安心して働ける環境を整備することは不可欠だと考えております。

その観点からあの、具体的な賃金レベルに国が、あのー、口を出すということは控えるのが良いと思いますけれども、我々といたしましては作業員の方々がしっかりと賃金や仕事の内容、作業環境などについて説明を受けられて、納得した上で働いていただくことが大事であるというふうに考えております。

Contaminated Water Counter Measure Director, Kasutani, Resource and Energy Agency

I think it is indispensable to provide safe and secure environment for workers under tough condicions of containing contaminated water and decomissioning.

Well, I think it is preferrable for the government to talk about the amount of wage.  We think it is more important for the workers to understand the wage, work contents, and working environment before taking the job.

政府といたしましては廃炉作業に向けた中長期ロードマップの中で、
少しでも働きやすい環境を整備するために、
作業員の作業安全管理ですとか、放射線管理、健康管理等に継続的に取り組むべきことを定めて、その進捗を確認しております。
東京電力は東京電力で、元請け各社に対しまして、
作業内容や賃金の書面での明示、雇用主、雇い主からの説明の徹底、
作業員の理解と納得。
合意した通りの賃金の支払いがされているかどうか?
この点について確認作業に取り組んでいるという理解をしております。

で、国といたしましてもその状況を自ら検証しながら、
必要に応じて東電の対応を促して参りたいというふうに考えております。


As for the government in our medium and long term roadmap for decommissioning, we have been confirming the progress on the workers' safety mangement, radiation control, health management for a better working environment.

It is also our understanding that TEPCO has been providing explanation to the principal contractors as to the working contents, clarification of wage amount, through explanation from the employers and understanding of the workers.

As for the government, we would like to verify them and in case of need, we would like to ask TEPCO to conduct appropriate measures.

山本太郎議員:
本当にこの国のために、
この国がこの先も続けられるように命を削理ながら作業をして下さっているみなさんです。
その賃金の問題にしても、労働者が納得したからというところではなく、
本当に国が責任を持って、健康管理と共にその賃金という部分に関しても
労働の対価を作業員のみなさんに納めていただけるような考えというのをぜひ進めていただきたいと思います。

Taro Yamamoto:

These people are the people who have been doing their work with their lives at stake.

I hope not only the understanding of the workers, but also the government would take the responsibility as to their health management and their wage levels.

特定秘密保護法
Specified Secrecy Protection Law

それでですね、続いての質問なんですけれども、
最後です、これ。
特定秘密保護担当、森大臣またよろしくお願いいたします、ありがとうございます。

Now my final question regarding Specified Secrecy Protection Law to Minister Mori, once again.


この法案で原発情報を特定秘密になるのかならないのか?
すみません、1分しかないんでここまででいいですか?


In this Law, is the nuclear power related information going to be covered under the specified secrecy?


森国務大臣:
原発事故に関する情報は特定秘密になりません。
他方、たとえば警察による原発の警備の実施状況に関する情報については、
別表第4号イに規定する「テロリズムの防止のための措置に関する情報」として、
特定秘密に指定されるものもあります。

Minister Mori:

Information regarding nuclear accident will not become specified secrecy.

On the other hand, information regarding the patrolling around nuclear power plant by the police will be specified secrecy to prevent terrorism.


山本太郎議員:

Taro Yamamoto:

That's right.  By the way, I asked for the disclosure of materials on Nuclear Power Export to Vietnam.

そうなんですよね、
先日資料請求したんですよ、僕。
ベトナムへの原発輸出の資料なんですけれども、

2013110619.jpg

もう、このように

20131106120.jpg

ほとんど真っ黒で。
これって、特定秘密、あれ?この秘密保護法案は通っていたのか?と思う位の内容なんですよね。

20131106121.jpg

もうほとんど真っ黒という。
是非ともですね、この線引きというか、

(時間?やめるよう指示?)
あ、すみません失礼しました。
ありがとうございました。
(山本太郎議員着席)

They are almost all black.  I was wondering, "Has the Specified Secrecy Law already been enacted?"

Is it already time?  Oh, excuse me.

議長:いえいえ、終わりますか?ご自分で判断して。

Chairman: No, are you ready to close?  It is up to your decision.

山本:い、いいんですかありがとうございます。是非ですね、

Taro Yamamoto: Is it OK? Thank you.  I hope...

議長:まとめて下さいね。

Chairman: Please round up.

山本:
この秘密保護法。
ここのライン引きがあまりにもざっくりし過ぎていて、
あのー、分かりづらい。
もっとはっきりと細かく、細かく何が保護されて、
そしてここまで踏み込めば犯罪になってしまうというものがもっと詳細に発表されないと、
これ、本当にこの国に住む人々の首を絞めてしまう、
権利をはく奪してしまうような法案になりかねないなと思いました。
すみません、ありがとうございました。
ありがとうございます。

Taro Yamamoto:

This Secrecy Protection Law is very hard to understand.
It is hard to see the lines. 
Unless more detailed specification is made as to what would be regarded as crime, this law itself will be killing the people in this nation. 
I am afraid that this law itself might derive people of their own rights.

Pardon me and thank you very much.






議員になっての初質疑
(。・∀・ ハ)'`゚チ'`゚チ゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*