私の本を購入して読んでくださった闘病中の渡辺悦司さんからトリチウムについての秀逸な著書が贈られてきました!
渡辺さんは命がけでトリチウムの危険性に警鐘を鳴らしてくれています!!!みんなで応援しましょう!
(渡辺さんご夫妻、本当にありがとうございます!!)
『汚染水海洋放出の争点』トリチウムの危険性
渡辺悦司/遠藤順子/山田耕作著
渡辺悦司さんは現在病気と闘いながらも、現在日本政府が放出しようとしている超危険なトリチウムに関しての卓越した本を出版されました。その直前には私の本もきちんと読んでくださり、良い感想を送ってくださいました。心から尊敬しております。
私もさっそく読ませて頂きましたが、素晴らしい本です。日本政府が汚染水を放出してしまう前に、是非、皆さんで拡散して、危険なトリチウムの環境への放出を止めましょう!!!
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以下、渡辺悦司ほか著『汚染水海洋放出の争点』トリチウムの危険性 から抜粋
2021年4月13日、日本政府と東電、福島事故のトリチウムを主とする汚染水を海洋に放出することを決定。
国内では玄海原発周辺で白血病死、泊原発周辺でガン死の増加が報告。
ICRPやIAEAはトリチウム水の危険性を軽視しているが、生体は多くの水素原子からなり、脂肪、タンパク質、糖質、DNAなどの有機分子の水素にトリチウムが置き換わり、有機結合体トリチウムとして体内に長くとどまり、内部被曝で健康破壊を起こす危険性が高い。
希釈して放出しても生態系を通じて濃縮される。
費用は掛かってもトリチウム回収技術も他の貯蔵手段も存在する。
トリチウムの半減期は12.3年であり、他の放射性物質と比較して決して短いというわけでなく、長期的な影響が問題。
トリチウムベータ線の飛距離は最大7μm、平均1μmで人の細胞は6~25μmあるので、一個の細胞の中に集中的に生じる。
エネルギーの低いトリチウムベータ線がDNAにヒットした場合、エネルギーが高い核種の者よりも、複雑な損傷を生じやすい。(クラスター損傷)
加圧水型では110万キロワットの原発一基で、毎年7.4×10の13乗Bq=74テラ/兆ベクレル
沸騰水型では110万キロワットの原発一基で、毎年3.7×10の12乗Bq=3.7テラベクレル(すべてが環境中に放出。全世界で400基以上の原発が、中には寿命40年から60年に引き伸ばされて稼働しようとしている)
原爆投下によるトリチウム放出は1.1×10の16乗ベクレル=11PBq
青森県六ケ所再処理工場で試験稼働中2007年に放出したトリチウムは年間1.3PBqで、本格稼働されたら20PBq(上記原爆投下を上回る)という驚くべき水準。
福島事故前の日本の全原発からの年間における液体トリチウム放出量は0.38PBq
世界の原発・再処理工場からのトリチウム放出量は年間50PBqで、宇宙船による生成量70PBqとほぼ同じ水準とされる。
核実験によるトリチウム放出の残存量でおよそ5.8~7.5×10の18乗=5800から7500PBqで、自然発生減によるトリチウム現存量1.0~1.3×10の18乗Bq
人間におけるトリチウムは過小評価された数字であるが、わずか1mg(110GBq)とされている
脳神経科学者である黒田洋一郎、木村・黒田純子両氏はトリチウムの特別の危険性を以下のように述べる。(『発達障害の原因と発症メカニズム』2020)「ヒトなどの生物に対するトリチウムの毒性は特別で、直接、DNAなど有機物に結合し致命的に働くので、これまで心配されたヨード(ヨウ素)、セシウム、ストロンチウムなど内部被曝する他の核種とは比べ物にならないほど危険である。白血病など発がんを始め、催奇性、生殖など、人の健康に大きく広く毒性の最終影響を持つと考えられる。」、「トリチウム結合死亡による神経細胞の損傷とりわけ神経情報の伝達の電気的絶縁、ミエリン被覆の損傷」、「発達障害、認知機能の低下、アルツハイマー病、パーキンソン病など長期的な脳機能の障害との関連」
有機結合トリチウム(Organically Bound Tritium)には、短期的な存在の交換性有機トリチウムOBT-1と長期にわたり存在する非交換性の有機トリチウムOBT-2がある。
DNAの前駆物質チミジンと結合したトリチウムによる染色体異常誘発効果はトリチウム水の100倍、細胞致死効果はトリチウム水の1000~2000倍とされている。
トリチウムが滞留しやすい細胞・臓器は脂肪分の多い、脂肪細胞、脳、睾丸、肝臓(「放射線医学総合研究所年報、1978年」)
イアン・フェアリー氏によれば、トリチウムベータ線の飛距離は、水中で平均約1000nm、生体組織中で500~700nmと短く、染色体のサイズ(およそ1400~5000nm)の中にすっぽり入ってしまう。トリチウムのベータ線が染色体の内部や近傍で放出された場合、遺伝子に対する集中的な損害が生じることが示されている。
ベータ線によるクラスター損傷は、飛程が短く細胞内で集中的な損傷を与えるトリチウムベータ線にとって特に重要な特徴である。『トリチウム資料集1988』酒井・岡田によれば、「ガンマ線照射に比べて、トリチウムベータ線による修復不能DNA鎖切断は高率」
トリチウム壊変の持つトランスミューテンション効果は深刻。チミジンや市知人など4種類のDNA前駆物質に取り込まれると、細胞分裂時にDNA内部に、とりわけ水素結合部位やそれに近い位置に組み込まれることがありうるからである。
『トリチウム資料集1988』の賀田によれば、被ばく線量が低くなるとかえって被ばくの効果が増大するペトカウ効果が知られている。二次的に生成するフリーラジカルの酸化率の関係でこうなる。
トリチウム結合遺伝子物質が、生殖細胞に生成されたり、胎芽・胎児の段階で形成されたりすると、深刻な長期的影響や遺伝的影響が生じる危険性がある。また神経細胞など、ほとんど細胞分裂せず生涯に近く保持される細胞において生じる場合の危険も同じである。
渡辺悦司氏の前著『放射線被曝の争点』では、トリチウムによる生殖器の被ばくと、フィラデルフィア染色体(9番染色体と22番染色体の転座)以上による白血病や、先天性欠損症による死産および申請時志望、新生児の中枢神経系異常、ダウン症(21番染色体数の異常)などとの関連が示唆。
『放射線被曝の争点』と難病情報センター「2015年から始まった新たな難病対策」によれば、トリチウムと遺伝性難病の種類の拡大と多発についても何らかの関連が考えられている。
ロザリー・バーテル氏は、トリチウム被ばくと新生児の中枢神経系の異常とが関連する可能性を示唆。
トリチウムの放射線の標的となるのは女性の生殖細胞だけではない。男性の生殖細胞への影響はさらに深刻であろうと考えられている。落合栄一郎氏が指摘するように、精子細胞は体細胞と違ってDNA修復機構を有しておらず、このことが生死を放射線やそれを産み出す活性酸素・フリーラジカルに対してとりわけ脆弱なものにしている。
腸内細菌種には嫌気性の細菌が多く、トリチウム水の日常的引用や、有機結合トリチウム食材の摂取により、腸内細菌のバランスが攪乱される可能性が示唆されている。
日本学術会議は、日本産科婦人科学会の決定を引用しながら、福島原発事故で胎児への影響は心配ない、死産・早産・亭出生時体重および先天性異常の発生率に事故の影響が見られないことが証明されたとしたが、虚偽である。
Haben Scherb氏と森国悦氏、林敬次氏の共著によれば、福島事故からおよび10か月後に、福島と近隣5県の岩手、宮城、茨城、栃木、群馬で周産期死亡率が急増していることが明らかになっている。(http://ebm-jp.com/2016/10/media2016002/)
福島県発表の学校統計要覧2017年度では、2010年度と比較し、特別支援の小学校生徒数は1.87倍に、知的障害では1.49倍、自閉症・情緒障害は2.86倍となっており、読売系の福島民友紙さえも、深刻化を受け止め、今後も患者数は増えると予測。
県立矢吹病院にある精神科子ども専門外来の2018年度延べ数は2270人で過去最多。
日本学術会議とはうらはらに、国際放射線防護機関ICRPも国連科学委員会UNSCEARも遺伝性影響の存在を認めている。
『放射線医科学の事典』朝倉書店2019年では、野村大成氏が遺伝的影響があることを明確に認め、以下を書いている。・・・被ばく住民の子孫には、先天異常、がん、内分泌・消火器・循環器・神経系などの疾患の増加が報告されるようになった・・・特に被ばく者の子孫には、造血器系・中枢神経系などにいわゆる小児期に特異ながんが発症・
ALPS処理水の約7割にはトリチウム以外の放射性物質が、環境に法shつする際の基準を超えて含まれている。ストロンチウム90が基準値の約2万倍の60万Bq/L含まれている他、セシウム137、134、コバルト60、アンチモン125、ルテニウム106、ヨウ素129、プルトニウムなども含まれている。
2020年8月27日、東電は炭素14(半減期5700年!)が極めて重要であることを認めた。炭素14は有機物として体内に取り込まれ、濃縮されるので除去しないと危険である。
海の温暖化により、海中の二酸化炭素が大気中に再放出される場合、放射性二酸化炭素による被曝の危険度が高まる。
大気中トリチウム濃度の歴史的推移をみると、原爆・核実験の以前よりも二けた以上高い水準にある。
石油備蓄船は88万立方メートルの汚染水を1隻で貯蔵できる。敷地の問題は解決できるのであるから、十分検討すべき。
トリチウム分離試験事業が行われており、ロスアトムの子会社ロスラオ(現FEO)の実施した試験は「満足なデータが得られており、実現性がある」と評価する。水(100度)とトリチウム水(101.5度)の沸点の違いを生かし、水を蒸発させて液体に戻す。費用面では海洋放出は34億円だが、分離技術は約790億円と試算。(朝日新聞2020年6月22日)
近畿大学の研究チームは、多孔質体を使ったトリチウム水分離法を開発(近畿大学総務部広報室 2018年6月29日)
上記の本に対する書評も掲載します!
Reviewed in Japan on January 6, 2022
巷間ではコロナの恐怖が煽られているが、コロナなんて怖くないのだ。読後の結論だが、最も恐るべきは、各界に跳梁跋扈する汚染水の海洋放出を企むゾンビが如きサイコパス(舌先三寸で利己的、非を認めず、平然と嘘をつき、共感能力無く、支配欲強く、良心欠如、厚顔無恥、無責任な精神病質者)たちの狂気と、それを許す我々奴隷的「善人」の無知のコンビである。
この書を読めば、「汚染水海洋放出」は、駄目押し的に人類を含む一切衆生=生きとし生けるものの地球生物全体社会を傷つけ、汚し、破壊する人類史上最大、最重の罪の一つであることを芯から理解出来る。
日本人の多くが、憤るべきものに、憤るべきときに憤るのを止め、従順で大人しい家畜的存在に堕して久しいが、これは間違いなく義憤を強烈に喚起する稀有な専門的解説書である。
この書は全国民必読であるが、あとがきの最後に「とくに」とことわって、若い人々に対する訴えで締めくくられている。若い人々よ!「教科書」を捨てて、先ずはこの書を手にとろう!
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