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2022年10月1日土曜日

福島第1原発の事故炉を「石棺化」し、放射能の封じ込めと二次災害の防止に全力を挙げるべき

以下は田中一郎氏のブログです

 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/09/post-644dab.html

(拡散希望)福島第1原発が危ない!:1号機・2号機の原子炉基礎がボロボロ=震度4(440ガル)程度の地震でも倒れる可能性有=最も心配なのは使用済み核燃料プール(第二次福島原発事故が目前か!?)

前略、田中一郎です。
(拡散希望)

 

◆森重晴雄×おしどりマコケン緊急zoom対談 「ふくいち1号機は今どうなっているの? - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=lr_ztngbe_c
 https://www.youtube.com/watch?v=lr_ztngbe_c
(8月に続いて2回目の勉強会という位置づけのようです)

 

◆(8月13日の1回目の勉強会の録画)
*東京電力(株)福島第一原子力発電所 現状把握と緊急対策案 1 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=1pupJTV9Kiw

*東京電力(株)福島第一原子力発電所 現状把握と緊急対策案 2 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=cqRRKX0X9As


(関連)森重晴雄 - Facebook
 https://ja-jp.facebook.com/haruo.morishige.3

(関連)東電第一、1号機のペデスタル学習会第2弾<メール転送> - 脱原発の日のブログ
 https://ameblo.jp/datsugenpatsu1208/entry-12762083222.html

(関連)森重晴雄さんから応えていただきました。 - 疲労困憊したおじさんのブログ
 https://ameblo.jp/masaya1015/entry-12763744220.html


 <田中一郎コメント>

1.福島第1原発1号機の原子炉の真下にカメラを入れてみたところ、原子炉(格納容器&圧力容器)を支えているペデスタルとそれを支えるインナースカートの周りのコンクリートが剥がれ落ち、鉄骨がむき出し状態になっていて、かつ、その鉄骨も地震の揺れに対抗できるだけの支持力を失って、いわば「いつ倒れてもおかしくない状態」で立っている、という。なので、時折福島県を襲っている震度6以上の地震の時はもちろん、今後の度重なるそれよりも小さな揺れの地震であっても、回を重ねるごとに原子炉へのダメージが累積していき、ある日突然、何かのきっかけで、原子炉がどさーっと倒れる危険性が否定できないくらい、1号機の状態は悪化している。2号機も同様と思われるが、2号機の方は放射能がきつくて、原子炉内部の状態がどうなっているか、十分に調べることもできず全く分からない状態。

 

2.上記を原発関連の技術者(プロフェッショナル)として伝えて下さったのは森重晴雄さんという元三菱重工業におられた方、その森重さんがおっしゃるには、1号機の耐震性について、鹿島建設が「まげ」の力をオミットして(せん断の力だけを抽出)耐震性計算結果をごまかして報告し、1号機が倒れてしまうリスクを隠蔽していると告発しています。何故分かったかというと、森重氏はかつて鹿島建設といっしょに原発の耐震性検討の仕事をしていたので、誤魔化していることがすぐにわかったそうです。

 

3.「疲労困憊したおじさんのブログ」では、福島第1原発の各原子炉の敷地についても、問題がある軟弱地盤だった可能性があるとされています。いずれにせよ、これは大問題。万が一にでも1号機や2号機が、地震の揺れにより倒れてしまったりすると、内部に閉じ込められていた放射能が原発敷地内に拡散し、人が近づけなくなるなど、大変な事態に陥りかねません。私はそれ以上に、(上記VTRではあまり言及されていませんが)1号機と2号機の使用済み核燃料プールが最も心配です。万が一、原子炉と一緒に倒れてしまったり、原子炉が倒れる時にプールに大穴を開けたり破壊してしまったりして冷却ができなくなると、それこそ第二次福島原発事故のような深刻な過酷事故となってしまうでしょう(福島原発事故直後に当時の菅直人首相が近藤駿介原子力委員長に依頼してやってもらったシミュレーションを思い出してください)。

(関連)半径250km・5千万人避難の「最悪のシナリオ」(3月25日) - 菅直人公式サイト
 https://n-kan.jp/fukushima110311/saiakunoscenario/

 

4.このことに関して、まず、東京電力や福島第1原発の廃炉を担う原子炉メーカーその他の当事者たちは、あまり深刻に受け止めている様子がなく、自分たちから進んで事態を改善する=つまり原子炉がひっくり返る危険性を除去する努力取組をしようとしません。また、原子力「寄生」委員会・「寄生」庁も同様で、あくまで従来の廃炉計画通りの作業を進めるという姿勢を変えず、この新たに浮上してきた危険性に対して、きちんとした規制当局としての姿勢を示していません。唯一人、福島県庁の「たかさか」という人物だけが、この福島第1原発原子炉のペデスタル脆弱化(倒壊リスク)に気が付いて、東京電力や規制庁に何度も何度も耐震性の情況を早く調べてくれ=どこまでの地震の揺れに耐えられるのか=危ないのなら緊急対策をしてくれと、食い下がっていますが、原子力規制「寄生」委員会・規制「寄生」庁はまともに相手にしていない様子です。信じがたい話です。

 

5.上記の対談の中で出てきた話で興味深いものとして、(1)3号機の格納容器内の水位がじわじわと下がっているのは、実は3号機の格納容器の下部が燃料デブリにより破損していて、そこが度重なる大小の地震の揺れにより少しずつ広がっているのではないかということ、(2)燃料デブリ取り出しのため、以前は格納容器いっぱいに軽水をためて取り出すなどと言っていたが、格納容器はあちこちが破損していて、そこから放射能汚水が漏れ出してしまうため、とても実現不可能とわかり、今度は、格納容器ごとより大きな容器様構築物をつくってそこに水をため、それで取り出そうという案が出てきたそうだ(水の中で作業をしなければいけないのは、燃料デブリが猛烈な放射線を放つから)。私はその話を聞いた時からアホラシイと思っていたが、森重氏も「全くドシロウトの思いつくような検討にも値しない案」と酷評していました。

 

6.福島県庁・県議会への働きかけ、福島県内の市町村への働きかけ、国会議員への働きかけ、東京電力や規制庁への働きかけなど、今後、手分けして問題が解決するまで取り組んでいきたいとのこと。

 

7.私は、できもしない「廃炉」などはさっさとやめて(原子力ムラの「食い扶持」確保のためにやっている詐欺事業:当面8兆円もかかる、実際はその何倍もかかるでしょう)、福島第1原発の事故炉を「石棺化」し、放射能の封じ込めと二次災害の防止に全力を挙げるべきだと、かねてより申し上げています。福島県民を事故前のみならず事故後もまた、だまし続けている原子力ムラとその代理店政府に強い憤りを感じます。

草々